磁器質のタイルの特長と適した使用場所について

1300℃前後という高温で焼成した、吸水率の最も少ないタイルです。

素地が緻密で叩くと金属音のような澄んだ音がします。

現在は1類〜3類という分類名になっており、磁器質のものは1類とも呼ばれます。

吸水率の低さゆえ、寒冷地での凍害にも耐えうるので外装用にも適しています。

また、摩耗にも強いという点では歩行頻度の高い公共の場所の床タイルなどにも適していますが、表面に凹凸等の加工を施すことで防滑性を高めているものは、屋外床には最適です。

表面を研磨した磨きタイルは、水がかりのない屋内床向けですが、その美しさと高級感から商業施設やホテル等の床によく使われます。

酸や薬品にも強く、汚れにくく洗いやすいという利点もありますので、キッチンや水回りの内壁にも向いています。


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