マンションやアパートなどの集合住宅では、定期的に外壁調査を行い劣化の度合いを確かめなければいけません。
しかし打診棒を使い外壁を直接叩く打診法は、足場を組む必要があるので費用が高額になりやすく、プライバシーの問題で住民への負担も大きくなります。
壁を叩く際には音が発生するので騒音問題になりやすく、高層マンションの場合は作業員の安全性でも問題です。
調査開始から報告書の作成までも長期化してしまうので、打診法に代わる方法が外壁調査で選ばれるようになりました。
打診法に代わる方法とは赤外線調査で、赤外線カメラで外壁を撮影するだけで劣化の状態を調べられるので、数多くのメリットがあり主流になりつつあるほど一般的になっています。
赤外線調査のメリットは足場を組む必要がないので、高額になりがちな外壁調査の費用を抑えられることです。
また地上から赤外線カメラで外壁を撮影するだけで調査は完了するので、作業員の安全性は確保され気になる打診音も響かず、住居の中を覗かれないのでプライバシーにも配慮でき住民への負担も減ります。
現地調査開始から報告書の作成までの期間も短くスピーディーに完了させられ、短期間しか調査期間を確保できない場合にも優れています。
このように多くのメリットはありますが、状況によっては使えないなどのデメリットもあります。
ですから外壁の赤外線調査を依頼するときには、実績が豊富な会社に依頼すると安心できます。