基本ツールのCASBEEの評価の範囲には集合住宅は対象に含まれていますが、一戸建ての住宅は対象に含まれていません。
一戸建ての住宅の環境性能を評価するために、新築の一戸建て向けのツールと既存の一戸建ての向けのツールが開発されています。
集合住宅は建築物の全体に関しては新築の建築向けのツールで評価することが出来ますが、建築物の中の部屋の位置に応じて環境性能が異なってくると考えられる部屋ごと環境性能は評価出来ませんでした。
部屋ごとの環境の性能を評価するための新築の住戸ユニット向けのツールが開発されたのです。
仮設の建物のように短い期間での利用を前提として建てられている建築物に関して評価をする短期使用向けのツールが開発され、これは新築の建築向けのCASBEEを拡張したものとして位置づけられています。
新築の建築向けのCASBEEは、地方自治体で建築行政を行うときにも利用することが可能です。
利用する自治体は重点を置いている施策や気象条件など、それぞれの地域の実態に応じて重み係数などを変更して計算することが出来ます。
それぞれの自治体では、建築確認を申請するときに省エネ計画書と同じ様に行政に届け出ることを義務化することによって、その地域で建設する建物の環境性能を向上させるのに役立てることが可能です。
この会社では、お客様の依頼に基づいて対象となる建築物の環境性能を評価することが出来るので問い合わせてみるのが良い方法になります。